お客様の髪と身体に優しい美容室

リベールをオープンする際、とても悩んだのが「薬の選定」でした。

美容室で使うカラー剤やパーマ液は劇薬指定されているほど身体には良くないもの、はっきり言って毒です。毒だけれどもキレイになりたいという女性の欲求に応える形で国家資格を持ったものだけが扱うことを許されたものです。

でも・・・毒であることには変わりないんです。

例えば、パーマ液は雑草にかけるとあっという間に雑草が枯れます。除草剤と同じ効果があるんです。例えば、業務用シャンプーには約20%ほど合成界面活性剤が含まれています。だから美容師は手荒れがひどいんです。

これらの毒は頭皮から体内に吸収されます(これを「経皮吸収」といいます)。そして、女性は体内に入った毒素を「子宮」に貯めこむことが知られています。子宮にたまった毒は出産の際に赤ちゃんがすべて受け継ぐのです。そのため、若いころにパーマやカラーをかけまくっていた女性からはアトピーやアレルギーを持つ子が産まれやすいのです。

リベールを開業する前、この事実を知っていながら、毎日お客様にカラーやパーマをするのがとても心苦しかったことを今でも覚えています。だから、自分でお店を持つときにはお客様の髪と身体に優しい美容室をつくろうと思い、このリベールを開業しました。


こだわり抜いた薬剤と商品

髪と身体に優しいと言うからには、お店で使う薬や置いている商品にとことんこだわっています。

アルカリに弱い髪のためのカラー剤

リベールでは「イチゴカラー」というカラーを行っています。

「イチゴ」と言っても苺ではなく、カラーの1液に対して5倍量の2液を使うのでこのような名前になっているんです。

カラーの1液の多くはアルカリ性です。

髪はアルカリに弱く、アルカリ濃度の高いカラー剤を使い続けると髪はダメージをうけます。また、同じところを何度も繰り返し染めると細り弱くなります。

根元の新生部分は染めてから1年後どうなっているのか考えたことありますか?できるだけ毛髪体力を温存する事、それは数か月から数年後の毛先の状態を考えることです。

イチゴカラーは2液を1液の5倍使うことでアルカリ濃度を薄めています。アルカリ濃度が薄いからといって染まりが悪いということではなく、明るい白髪染めでしっかり染まるイチゴカラーは今までのカラーの中では一番髪や頭皮に優しい設計になっており、仕上がりの時のツヤもいいんです。

なので、何度も染めていただいている方からは色の持ちがいいと好評です。

お酢からできたシャンプー

もう1つ例を挙げるとしたら、「お酢のシャンプー」です。

詳しくは「お酢からできたまったく新しいシャンプー」に書いたのでそちらもご覧いただきたいのですが、これもアトピーの私自身が安心して使えるシャンプーをと色々と探し回ってようやく見つけたシャンプーです。

合成界面活性剤でもない、アミノ酸系界面活性剤でもない「お酢系の界面活性剤」を使ったこれまでにないこのシャンプーもまた、髪や頭皮に優しいものをという想いから扱っています。

お客様の「なりたい自分」を形にする

リベールでは、施術前にじっくりとカウンセリングを行っています。

お客様がどんな風になりたいのか、をしっかりと聞いてそれを形にすることが美容師の役割だと思っているからです。

美容師が一方的に「このスタイル今年の流行りですよ」とか「パーマかけたほうが絶対にいいですよ!」などと言うのは自己満足に過ぎないと思っています。私達は自分の作品を作るために施術をするのではなく、お客様の「なりたい自分」を形にするために施術をする。

そのためには、お客様の想いをしっかりと聞かなければいけません。だから十分にカウンセリングの時間を設けているんです。

年齢を重ねても女性はいつまでもキレイでいたいです。

でも、髪質が変化してしまうとなかなかそれができないこともありますよね。リベールには、髪質の変化を感じ始めたり、髪の悩みが増えだす30代以降のお客様が多く来店されます。